進路へ決意新た 後輩にエール 中五島高で部活動引退式

部活動引退式であいさつする生徒たち=中五島高

 長崎県立中五島高(中山淳校長、70人)の部活動引退式が3日、新上五島町宿ノ浦郷の同校であり、運動部と文化部の3年生が思い出を語ったり、後輩たちを激励したりした。
 新型コロナウイルス感染拡大防止で県高総体が中止になったことを受け、例年の壮行式を切り替えた。陸上、バスケットボール、サッカー、茶道の各部の3年生計16人が参加。気持ちに区切りを付け、就職や進学へ向けた活動に励んでほしいという願いを込めた。
 活動を振り返る動画をスクリーンで見た後、3年生が一人ずつ「一つ一つの試合を全力で取り組んで」とあいさつ。下級生は「受験勉強を頑張ってください」などとエールを送った。
 3年でサッカー部キャプテンの小森鳳魁(たかいさ)さん(17)は「顧問の先生に叱られたときもあったが、(部活のおかげで)一つのことに集中し人をまとめる力が養われた」と話した。

© 株式会社長崎新聞社