横浜DeNA期待のルーキー坂本が開幕ローテーション争いから大きく後退した。4日の楽天との練習試合では、2回で5四球を与えるなど57球を要し、制球力と体力面に課題を残した。
初回、いきなり先頭の茂木を歩かせる。盗塁に失策が絡み、1死三塁から島内に適時二塁打を許して先制点を献上。二回もボール球が先行して3四球と修正できなかった。「もう少し慎重にいくときと大胆にいくときのメリハリをつけて投げられれば良かった」と反省した。
2回5失点と打ち込まれた5月28日の紅白戦の評価を覆せなかった。ラミレス監督は「スタミナがだんだんなくなった。例年だったら試合で投げて状態を上げてもらうが、残念ながら今年は特別に試合が少ない」とブルペンでの再調整を求めた。
首脳陣からポテンシャルの高さを認められているサウスポーは「次回までに有利なカウントで対戦できるようにしっかり調整したい」。捲土(けんど)重来を期す。