最強チーム決定戦 1986年メッツが3勝2敗で優勝に王手

シミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット2」の決勝は日本時間6月5日に第5戦までの結果が発表され、1986年メッツが2001年マリナーズを相手に3勝2敗で優勝に王手をかけた。第6戦以降の結果は日本時間6月6日に発表され、いよいよ「最強チーム」が決定する。

1986年メッツはドワイト・グッデン、ロン・ダーリング、ボブ・オヘーダ、シド・フェルナンデスという強力先発ローテーションを誇り、準決勝終了時点で合計14勝2敗、防御率2.23をマーク。特にダーリングは8度の先発登板で7勝0敗、防御率1.45と素晴らしいパフォーマンスを続けている。打線はチーム最多タイの7本塁打&22打点を記録しているダリル・ストロベリーとゲーリー・カーターの2人が中心だ。

一方、2001年マリナーズはチーム最多の46安打を放って打率.319をマークしているイチローがリードオフマンを務め、中軸にはエドガー・マルティネス、ジョン・オルルド、ブレット・ブーンと好打者がズラリ。イチローと右中間コンビを形成するマイク・キャメロンはチーム最多の6本塁打を記録している。投手陣ではリリーバー勢の活躍が目立ち、ノーム・チャールトン、アーサー・ローズ、ライアン・フランクリン、佐々木主浩の4人は合計47イニングで防御率1.53と安定感抜群。特に佐々木は10セーブ、防御率0.00という見事な活躍を見せている。

この両軍の対戦となった決勝は、第1戦を3対2でマリナーズが制し、佐々木が今大会11セーブ目を記録したものの、第2戦からメッツが3連勝。第2戦は延長12回裏に飛び出したケビン・ミッチェルのソロ本塁打で劇的なサヨナラ勝利を収め、その勢いのままに、第3戦はオヘーダが8回途中無失点、第4戦はフェルナンデスが8回無失点の快投を見せて2試合連続でマリナーズ打線を零封した。

後がない状況に追い込まれたマリナーズだったが、第5戦では打線が13安打9得点と爆発して9対1で快勝した。マルティネスがグッデンからの2ラン本塁打を含む3安打4打点の活躍を見せ、7回途中無失点の好投を披露した先発のフレディ・ガルシアを援護。優勝の行方は第6戦以降へ持ち込まれることになった。

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