「リモートドラマ Living」出演の中尾明慶&仲里依紗、青木崇高が坂元裕二の脚本に共感

NHK総合で6月6日に放送される「リモートドラマ Living」(午後11:30)に出演する中尾明慶・仲里依紗夫妻、青木崇高からコメントが到着した。

同作は「東京ラブストーリー」「最高の離婚」(ともにフジテレビ)、「カルテット」(TBS系)などを手掛けた坂元裕二氏が脚本を務める、15分×4本のオムニバスファンタジードラマ。中尾・仲夫妻、青木崇高・優香(声のみ)夫妻出演回は、5月30日に放送された広瀬アリス・すず姉妹、永山瑛太・絢斗兄弟が出演した第1夜に続き、第2夜として放送となる。さらに、全話に小説家役で阿部サダヲ、CGキャラ・ドングリの声で壇蜜が登場している。

愛しているからこそ、妻に怒られ、捨てられることを恐れる1人の気弱な夫が、ちょっとした特殊能力を手に入れたことからストーリーが展開する第3話で、夫婦役を演じた中尾と仲。収録を終えた中尾は「もっと笑ってしまってNGを出したりするのかなと思っていたんですが、以外と照れはありませんでした。ストーリー自体が短いので、キャラクターをつかむのは普通の共演者相手でも難しいと思います」と感想を伝え、仲は「今回リモートに挑戦してみて、短くても即興で面白いムービーを自分たちで作って世の中に届けられる可能性を感じました。これを私たちの新しい武器にできたら、今後の役者人生がもっと楽しくなるんじゃないかと思います」と新たな挑戦に胸を躍らせる。

また、中尾が「短いドラマですけど、2人で稽古もしました。家族ならではだと感じたのは、たたくシーンで遠慮がない(笑)。普通の共演者だったらもっと遠慮すると思います」と夫婦共演ならではのエピソードを明かすと、続けて仲も「普通だったらたたかれる方も気を使って『痛い』とは言わないと思いますけれど、今回はすぐに『痛い』って。そういう気遣いがありませんでした」と笑顔でコメント。

さらに、脚本について仲は「セリフに出てくる“靴下が脱ぎ散らかされている”エピソードなどがリアルなので、当て書きかなと一瞬思いました(笑)。つらい時もぶつけ合わないとだめなんだ、楽しいこともつらいこともすべてを一緒に共感して夫婦なんだというのは、脚本から強く感じました」と語り、中尾は「ちゃんと相手に向き合わなければいけないというのは、夫婦に限らず、友人や両親が相手であっても言えると思います。本当にすてきな物語です」と感銘を受けた様子。

そして、見どころについて中尾は「最終的には大事なメッセージがありますが、序盤はかなりコメディーなので夫婦だから出せるコミカルな雰囲気を楽しんでいただきたいなと思います。笑える作品になっていると思います」とアピールし、仲は「私たち2人を結婚してから見てくださっている方は、SNSのイメージが強いと思うので、こういう形で、2人の雰囲気を持たせつつ、お芝居をしているというのは新鮮に楽しんでいただけるのではないかと思います。どういう反応があるかすごく楽しみです」と期待を寄せている。

一方、第4話で、出産直後の妻に風邪をうつさないよう、自室にこもって過ごしている夫を演じた青木は、1人での収録となったが、「空間的には一人芝居ではあるのですが、坂元さんの本のおかげで孤独ではありませんでした。キャラクターが成立するための感情や、その人が生きてきた道筋がちゃんと描かれていますし、奥さんがモニターの向こうにいるという細かい設定があって、1人ではないという状況を作ってくれていました。リモート画面の向こうに大勢のスタッフさんもいらっしゃったので、1人という感覚はありませんでした」と振り返る。

また「単純にすごく感動して泣けました」という脚本については、「注目される側ではない人生のストーリーを掘り下げていて、共感もしましたし、引き込まれました。まさかのタイミングではあるけれど、ずっと心の底にこびりついていた出来事に向き合わせてもらえたこの人は、幸せな人なんじゃないかと思います。ファンタジーな部分もあるんだけれども、とてもリアリティーのある、本当にすごくすてきな脚本ですよね」とその内容を絶賛。

そして「見どころは映像だけでなく、制作する段階から始まっていると思います。リモート制作でドラマを作るということ自体、すごく考えることがありました。やはりドラマはいろいろなことが落ち着いてから撮影する方がいいんじゃないかという思いもあったんですけれど、最終的には制作の意欲に乗りたいという思いで引き受けさせていただきました。この時期にこのドラマを制作したという姿勢も見どころというか、誇らしいことになったらと思います」と語り、「間違いなく自分の人生に残るドラマになるので、しっかり向き合いたいと思って頑張りました」と胸を張っている。

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