EWC:8月最終週開催のル・マン24時間、フランス政府の方針で無観客でのレースに

 ACOフランス西部自動車クラブは6月4日、フランスで8月29~30日に開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)第3戦ル・マン24時間耐久ロードレースを、フランス政府の方針により無観客で行うことを発表した。

 年をまたいで行われる2019-2020シーズンのEWCは、2019年9月に開幕戦ボルドール24時間、12月に第2戦セパン8時間が行われている。だが、4月18~19日に開催予定だったル・マン24時間は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、フランスの厚生労働省大臣が1000人以上が集まるイベントを禁止したことから8月29~30日に延期された。

大雨でスタートしたEWCセパン8時間耐久

 現在は第3戦ル・マン24時間でのシーズン再開を目標としているが、フランス政府の方針が考慮され同大会は無観客でレースを行うことをACO、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、フランスモーターサイクル連盟(FFM)、シリーズプロモーターであるユーロスポーツ・イベントが合意したと発表された。

 今後のスケジュールは8月29~30日に第3戦ル・マン24時間、その後は9月19~20日に第4戦ボルドール24時間、11月1日に最終戦鈴鹿8耐が開催される予定だ。

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