コロナで中止 甲子園予選/代替大会 7月14日開幕/5球場で原則無観客/応援部員と保護者入場可

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県高野連の臨時常任理事会後、会見する赤井会長(左)と高橋理事長=5日午後4時、青森市内

 青森県高校野球連盟(赤井茂樹会長)は5日、新型コロナウイルスの影響で全国高校野球選手権(夏の甲子園)とその出場権を争う予選の青森大会が中止になったことを受け、独自の代替大会を開催すると正式に発表した。当初の青森大会と同じ7月14日開幕、28日閉幕のトーナメント戦を原則無観客で実施する。開会式は取りやめ、閉会式は行う見通し。引退する3年生にとって、高校最後の試合が実現する。

 県高野連は甲子園の中止が決まった5月20日から、代替大会の開催に向けて本格的な検討に入った。加盟校に意向を聞き取ったところ、全62校のうち、部員のいない高校など3校を除く59校から開催に賛成する意見をもらったという。

 大会名は「令和2年度夏季県高校野球大会」。会場は予定していた青森市営、八戸市長根公園、弘前はるか夢、六戸メイプルに県営を加えた5球場を使う。宿泊を伴わず、移動の負担を軽くするため、1日1球場につき2試合までとする。ベンチ入りできる選手数は20人を予定しているが、枠を広げる可能性もある。

 無観客試合とする一方、応援する控えの野球部員や保護者が会場に入れるように配慮。今月30日の抽選会は責任教師(部長)が出席し、主将は参加しない。

 県高野連は今後、日本高野連が作成した(1)「3密」の回避(2)会場に消毒液設置や入場者に検温-などのガイドラインに沿って感染対策を徹底していく。仮に今後、選手や関係者から新型コロナの感染者が出た場合については「今後検討し指針を示す」(高橋聡理事長)とした。

 県高野連はこの日、青森市内で臨時の常任理事会を非公開で開いた。終了後、取材に応じた赤井会長は「甲子園が中止となり、全球児が残念に思っているはず。上にはつながらないけれど、それぞれ悔しさを晴らし、区切りをつけられるような大会にしたい。われわれも支えていく」と話した。

 独自の代替大会については沖縄県や東京都など多くの高野連が開催を決定。福岡県は断念する方向で動いていたが、再検討を打ち出した。