賭けマージャン「賭博罪成立し得る」に変更なし 答弁書を閣議決定

中谷一馬氏

 政府は5日の閣議で、「賭けマージャンは賭博罪が成立し得る」という見解に変更はないとする答弁書を閣議決定した。賭けマージャンで辞職した黒川弘務前東京高検検事長を訓告とした処分に関連し、立憲民主党の中谷一馬氏(衆院比例南関東)が提出した質問主意書への回答。

 政府は2006年に「一時の娯楽に供するものを賭けた場合を除き、財物を賭けてマージャンを行い得喪を争うときは刑法の賭博罪が成立し得る」とする答弁書を閣議決定していた。今回の回答を受け、中谷氏は「罰則や処分が人によって変わると国民が受け止めれば、法の下の平等が成り立たなくなる。黒川氏が事実を認めていることを踏まえれば、ほかの事案と同程度の懲戒処分が適当だ」と訴えた。

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