神奈川県逗子市池子で斜面が崩落し、当時高校3年の女子生徒(18)が死亡した事故を受け、市は現場近くの池子小学校周辺で児童の登下校を見守る交通整理員1人を配置する。9日開会の市議会第2回定例会に、関連費用65万円を計上した一般会計補正予算案を提出する。
事故の影響で現場斜面下の市道は片側通行が続き、小学校近くの迂回(うかい)路では交通量が増えているため、整理員が児童の安全を確保する。市によると、保護者の要望に応えたという。配置は7月以降の予定で、登下校の時間帯を見守る。
6月5日で事故発生から4カ月となった。市によると、斜面全体を強化する本格工事の設計は5月末に完了。今後、斜面を所有するマンション管理組合と工事内容や費用負担などの協議を終えてから着工する。