【高校野球】独自大会、来月11日開幕

代替、トーナメント方式

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今夏の全国高校野球選手権山形大会に代わる県高野連の独自大会は、コロナ禍で夢舞台を失った県内の球児たちにとって待望の公式戦だ。開幕まで1カ月余り。選手たちは新たな目標に向かって汗を流す=山形市・日大山形高室内練習場

 県高校野球連盟は5日、新型コロナウイルスの影響で中止となった今夏の全国高校野球選手権山形大会に代わる独自大会の開催概要を発表した。開幕は7月11日で土日、祝日にトーナメント方式で試合を進め、8月1日に決勝を行う予定。今後、加盟する48校に参加の意向を確認する。日本高野連のガイドラインに基づき無観客を原則とするが、控え部員や保護者の観戦を認めるかどうかは感染状況などを考慮して判断する。

 名称は「県高校野球大会2020」とし、公式戦に位置付ける。1、2回戦は庄内、最北、村山、置賜の地区ごとに行い、勝ち上がった16校で3回戦以降の試合を中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(県野球場)などで展開。感染防止のため開会式は行わない。優勝旗に代わる記念の盾を優勝チームと準優勝チームに贈る予定。参加する3年生全員にメダルも用意する。

 選手の安全を最優先し、緊急事態宣言の解除や休校措置が行われていないことなどを開催の条件とする。県教育委員会の指導を受けてまとめる感染防止対策ガイドラインに基づいて運営し、球場への消毒液設置や選手や関係者らの検温などを徹底する。

 開催概要は山形市の県スポーツ会館で同日開いた県高野連の独自大会運営委員会で決めた。会議後の記者会見で阿部稔会長は「甲子園の道はなくなったが、3年生が積み重ねた努力を確認できる場にしたい」と話した。