会津大生が新型コロナ対策機器 商品化へ協力企業募る

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 会津大生3人が、新型コロナウイルス感染拡大の防止に向け、それぞれ開発した試作品の商品化を目指し、企業とのマッチングを求めている。同大で開かれたオンラインハッカソンで高い評価を受けたアイデアで、指導する程子学教授は「県内企業、病院などとともに新たな日常を楽しめる商品を開発したい」と連携を呼び掛けている。

 ◇◇企業からの問い合わせ先◇◇

 ◆会津大イノベーションセンター(UBIC)

 石橋史朗教授

 ▼電話 0242(37)2776

 ▼メールアドレス ubic-adm@ubic-u-aizu.jp

 ■三密回避IDカード 2種のセンサーが感知 大川原駿さん 浜松市出身 コンピュータ理工学部4年

 IDカードに「三密」回避の機能を付けた。IDの表示面が電子ペーパーで、省電力で動作する。搭載する赤外線センサーで人の密接・密集を、CO2センサーで密閉状態を感知する。三密を感知すると、ディスプレー上に表示する。日常生活で身に着けるものなので、目立ち過ぎないことを目指した。

 今後は、場面によって表示するIDを変えられるような展開を目指したい。会社にいる時は、自分の名前や役職。趣味の集まりでは、あだ名やSNSのハンドルネームなど。屋内で働く人全般の利用を想定している。オフィス用品業界とのマッチングを望む。

 ■Touchless Switch 手をかざすだけで作動 助川拓哉さん 郡山市出身 コンピュータ理工学部3年

 接触感染のリスクを減らせるデバイス。手の認識には超音波センサーを使用しており、デバイスに手をかざすと、人間の手に代わってサーボモーターがスイッチを押してくれる。デバイスは、ボタンの上に後付けできる。壁を傷つけない構造になっており、マンションやアパートでも使える。連続可動時間は十時間以上。モバイルバッテリー搭載で繰り返し使える。

 横断歩道のボタン、学校教室や病室の照明スイッチなど不特定多数の人が利用する個所での利用を目指している。

 プロトタイプを実用化レベルまで改良し、試作品を製造できる企業と出合いたい。

 ■ディスタンス・ ノーティフィケーター 人との距離を光で表現 山田快さん 山形市出身 コンピュータ理工学部3年

 周りの人との距離をリアルタイムで視覚的に知らせるデバイス。頭に被ることで、周りの物体との距離を視覚的に確認できる。周辺との距離を三色のLEDで表現し、ソーシャルディスタンスに基づいて、設けるべき間隔をリアルタイムに確認できる。

 今後は、デザインや演出面を強化していく。人感センサーなどを用いて、人のみ判定する機能を追加したタイプの開発も進めている。

 ソーシャルディスタンスの確保を、一種のエンターテインメントとして楽しんでもらうことが目標。量産化するために、玩具メーカーの協力を求める。