肌に優しい手作り 諫早農高生制作 布マスク販売会

布マスク100枚を制作販売した生活科学科3年生=諫早農業高

 マスク需要の高まりを受け、長崎県立諫早農業高(坂口浩校長、822人)でこのほど、生活科学科3年の服飾手芸選択生12人が制作した手作り布マスクの販売会が、生徒や職員を対象に開かれた。
 家庭生活に関する専門的な知識や技術の習得を目標にした授業の一環。生徒たちは、制作の前には手を洗うなど衛生面に気をつけながら、肌に優しいガーゼを使い立体的に縫いあげた。
 2日間で約100枚を制作し、1枚300円で販売。会場となった会議室には、開始と同時に生徒や職員が次々に訪れ、買い物を楽しんでいた。
 「がんばって作ったので少しでもこのマスクをつけて笑顔になってほしい」と同科の脇田美衣奈さん。
 マスクを購入した2年の吉永由紀さんは「派手すぎず、普段にも使えるかわいいデザインが気に入った。保育士として働く姉にプレゼントしたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社