【MLB】ダークナイトが韓国へ?KBOがハービーに興味

現地時間6月5日、"ダークナイト"とあだ名されたニューヨーク・メッツの元エース、マット・ハービーにKBOのあるチームが興味を示していると現地メディアが報じた。

2015年、ワールドシリーズ第5戦のハービー

2013年に26先発で防御率2.27、BB/9 1.6、K/9 9.6の好成績を残してオールスター選出、サイ・ヤング賞投票で4位につけたかつての剛腕投手も2016年以降は低迷。昨年は大谷翔平のチームメイトとしてエンゼルスに在籍したが、12先発で防御率7.09と散々な成績に終わり、シーズン途中で解雇された。現在31歳になったハービーは、ブルペン練習を続けてMLBチームからのオファーを待ち続けている状態だ。

そんな中、ハービーに興味を示したのはMLBではなくKBOのチームだった。ただし現時点では契約のオファーがあるというわけではなく、KBOのチームが調査している選手はハービーだけではないという。

また、新規に獲得した投手をKBOの試合に出場させるためには、入国した際の強制的な2週間の隔離措置や、実戦登板へ向けての調整期間などで合計4週間から6週間は必要になる見込みであり、契約面以外の部分でも障壁がある。

MLBがKBOから逆輸入した選手といえば、メリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)、ジョシュ・リンドブロム(ブリュワーズ)やエリック・テームズ(ナショナルズ)らがいる。近年は、MLB復帰のためのアピール・成長の場としてKBOを考えて、韓国へとやってくる選手も少なくない。少なくともハービーもKBOでのプレーを検討するつもりがあるようだ。

実現するかはどうかはまだ分からないが、もしハービーがKBOへの移籍を決めた場合には大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN