【いつか見たい世界の初夏絶景】幻想的な白夜の空「フィンランド・ヘルシンキ」

写真や動画で見たことのある絶景が、心の中に留まっていることありませんか?いつかこの目で確かめたい、と思えるような印象的な風景。おうち時間の合間に、旅のウィッシュリストを整理してみてはいかがでしょう。新たにリストに加えたくなるような、世界の絶景【初夏編】をご紹介します。今回は、フィンランド・ヘルシンキの白夜の風景です。南部にあるヘルシンキでの、白夜とはどんな様子なのでしょう。フィンランドでは夏至にちなんだ恋のいい伝えもあるそうですよ。初夏のもうひとつの風景、花景色も併せて紹介します。

フィンランドの白夜

北極圏の地域を含む北部から南部まで、縦に広がる国土を持つ北欧の国フィンランド。夏至前後の北極圏の地域では、夜でも太陽が沈まない白夜が訪れます。真夜中でも明るいとは、なかなか想像がつきにくいですが、明るい夜を楽しむようなイベントが実施されたり、コテージでのんびりするなど、思い思いに過ごすのだそう。地域によって白夜の状況が違うようですが、南部ではどのようになるのでしょう。

首都ヘルシンキの白夜はどうなる?

首都ヘルシンキがある南部の地域では、真夜中に太陽が照るということはないそうですが、一時的に太陽が沈み、薄暗いぼんやりとした明るさの空になるのだそうです。夕焼けと朝焼けが混ざったような空が、ヘルシンキの街を美しく彩ります。

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「セウラサーリ島」で恋や結婚にまつわるおまじない

ヘルシンキの西側に浮かぶセウラサーリ島は、陸地から橋が通っているので陸路で行き来できる島。夏のみオープンする野外博物館となっていて、フィンランドの伝統的な木造の建物が国内各地から移築され、フィンランドの在りし日の生活スタイルを感じることができます。

この島で6月下旬の夏至の時期に開催される「ユハンヌス(夏至祭)」では、コッコと呼ばれるかがり日が焚かれます。その昔は、コッコを焚くことで、悪魔を追い払って豊作を願ったのだといいます。大騒ぎすることで悪魔を追い払い、幸運を呼び込むことができると信じられていたそう。現在でも、伝統音楽が演奏されたり、ダンスを楽しむ催しが実施されています。

フィンランドでは、未婚の女性が7つの花を集めて夏至の夜に枕の下に置いて眠ると、夢に未来のフィアンセが訪れるという言い伝えもあるのだとか。恋や結婚にまつわるおまじないがたくさんあり、結婚式が多く行われる日でもあるそうですよ。

【セウラサーリ屋外博物館(Seurasaari Open-air Museum)】

所在地:Seurasaari, 00250 Helsinki, Finland

電話:+358 295 33 6912

公式サイト(英語):https://www.kansallismuseo.fi/en/seurasaarenulkomuseo

初夏のヘルシンキでもう一つのお楽しみ「シャクナゲ公園」

ヘルシンキ北西部のハーガにある「シャクナゲ公園(Rhododendron Park)」では、6月になるとその名の通りシャクナゲが園内に咲き誇ります。この時期になると、地元の人や観光客が訪れる人気のスポット。市街地からは電車でアクセスできます。小さな森のような緑あふれる公園で、ヘルシンキの初夏ならではの花の景色が楽しめます。

【シャクナゲ公園(Rhododendron Park)】

所在地:Laajasuontie 37, 00320 Helsinki

公式サイト(英語):https://vihreatsylit.fi/en/alppiruusupuisto/

[参照]

・フィンランド政府観光局公式サイト:https://www.visitfinland.com/ja/

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