握手、選挙カー演説、お祭りでの交流……政治家が自らを知ってもらうための活動は、今までアナログなものが占める割合が非常に高いものでした。
そこに「新型コロナウイルス」という晴天の霹靂。
地方政治への関心も高まっている今、地方議員を務める政治家はどのような情報発信を行っているのでしょうか。静岡県の阿形昭・御前崎市議に電話インタビューを行いました。
「元職だった私のブログをたくさんの人が読んでくれた」
ひがしみすず(以下ひがし):新型コロナウイルスの影響で、情報発信にまつわる様々なことが以前と変わってきているかと思います。阿形議員はwithコロナの社会において、どのような方針で政治家としての情報発信を行っていますか?
阿形昭・御前崎市議(以下阿形氏):以前からブログで情報発信を行ってきましたが、やはり新型コロナウイルス関連の情報に市民の皆様の関心が集まっているため、関連した題材を多く扱うことが増えました。
しかも、御前崎市はコロナ禍の今年4月に市議会議員選挙があったんですよ。
ひがし:コロナ禍での選挙、本当に大変だったと思います。やはりいつもの選挙とは違う戦い方になったのでしょうか。
阿形氏:選挙戦前後のブログのアクセス解析を見てみると、元職であり、現職の市議会議員ではなかった私のブログにも非常に多くのアクセスがあったんですね。
中でも多くのアクセスを集めていたのは新型コロナウイルス関連の記事でした。市民の皆様の関心の推移と、ネットの重要性がブログのアクセス解析からよく分かりました。
ひがし:握手や演説などが困難な分、市民の皆さんはネットで情報を収集していたのですね。コロナ禍の選挙を経験された方はまだ少ないので、非常に貴重な情報だと思います。
阿形氏:かと言って、あまり堅い話題ばかりだと暗くなってしまうので、日常の話も織り交ぜていますよ(笑)。
ブログを活用し、コロナ禍選挙でトップ当選
ひがし:先ほどの話を総括すると、阿形議員の情報発信はブログが主なのでしょうか。
阿形氏:はい。選挙ドットコムの「ボネクタ」というシステムを使っています。読みやすいデザインのブログを書くことができて、プロフィール等も載せられるので、私の公式webサイトのような役目を果たしてくれています。
ひがし:ボネクタでの情報発信を通じて、得られた反響はありましたか?
阿形氏:やはり一番の反響としては、コロナ禍の4月の御前崎市議会議員選挙でのトップ当選ではないでしょうか。一度議員の職を離れていた私ですが、別の問題 (産業廃棄物処理施設建設問題) について情報発信をしたく、ボネクタでブログを書き始めました。
それがだんだん読まれるようになり、新型コロナの影響でアクセス数がぐんと伸びました。ネットの力もあってのトップ当選だったと思います。
ひがし:元職の立場からコツコツと情報発信をしてきた成果が実りましたね!本日はありがとうございました。
阿形昭・御前崎市議のボネクタをチェック!
コロナ禍での選挙を情報発信をもって制した阿形議員。ボネクタのブログ機能を利用した地域密着・市民寄り添い型の情報発信が市民の皆様に通じたのでしょう。
阿形議員のボネクタページはこちらからご覧ください!