ATEM Mini Pro事例:視聴者参加型トーク&クイズ番組「クイズナ」の場合

Blackmagic Designの発表によると、最近配信が始まった視聴者参加型トーク&クイズ番組「クイズナ」で、ATEM Mini Proライブプロダクションスイッチャーが使用されているという。

「クイズナ」は、日本のYouTube初の視聴者参加型トーク&クイズ番組。ハリウッドで女優として活躍する吉松育美氏が番組の進行を担当し、同氏のYouTubeチャンネル「Ikumi's Voice」で週に数度のペースで配信されている。

吉松氏と、パートナーであるRIM Entertainmentのマット・テイラー氏は、東京での検疫生活中にこの番組のアイデアを思いついた。両氏は、視聴者が楽しみながら学べる環境で交流し、他者との繋がりを感じられるようなライブのトーク&クイズ番組を作成することを決めた。番組名は、日本語の“きずな”をもじった「クイズナ」。「クイズナ」では、世界各地の著名人に時事問題に関するリモートインタビューをライブで行い、その後に視聴者が参加できるクイズが続く。クイズの勝者には、プレゼントとケアパッケージが送られる。

テイラー氏:この番組を実現するために必要な機材について検討を始めた時、パワフルなスイッチャーが必要になることは分かっていました。リサーチの結果、ATEM Mini Proが最適なソリューションであるという結論に達しました。決め手は、その機能と価格です。ATEM Mini Proの箱を開けてから10日後に、最初の配信を行うことができました。使い方は非常に簡単でしたね。

以前、同じようなプロジェクトを手がけたのですが、その時は機材の信頼性に不安があったので、配信の際は緊張していました。しかし、ATEM Mini ProとパワフルなATEM Software Controlを使用することで、安定性に関する心配はなくなりました。イーサネットを介して直接ATEM Mini Proから配信するか、あるいはUSB出力経由で配信するかを状況によって選択できる柔軟性は、非常に素晴らしいですね。さらに、ATEM Software Controlとマルチビュー機能は本当に重宝しています。

配信を直接収録できるATEM Mini Proの機能は、「クイズナ」にとって必要不可欠だという。

カメラインサートを直接収録してその場で追加できることで、制作の効率が大幅にアップしました。事前に編集した素材だけでなく、番組の最中にリアルタイムで編集した素材にも切り替えられるのです。多言語のリモートインタービューをライブ配信するには、臨機応変に再撮影してすばやく編集やインサートすることが求められる場合があります。ATEM Mini Proでは、会話の途中でインタビューを停止して収録し直し、視聴者に気づかれないように差し戻すことができます。遅延が短いウィンドウを使用しているためです。

スペースやリソースに制限があるため、ATEM Mini Proのコンパクトさやデザインが非常に役立っている。

3台のカメラと1台のMacBook Proを、フォーマット変換に対応した4つのHDMI入力に接続して、中断することなく配信しています。コンバーターやアダプターを追加する必要はありません。

テイラー氏と吉松氏はまだ東京にいるが、両氏は「クイズナ」により勢い付いているという。

ロサンゼルスの家に帰れる日が来たら、ATEM Mini Proを使用して、より大規模な他のプロジェクトもやってみたいですね。ATEM Mini Proを使用して「クイズナ」のライブ配信を行えば行うほど、どれだけパワフルな製品か分かりますね!

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