長崎「南北対抗戦」 10競技でライバル熱戦 バスケ女子は長崎南が競り勝つ

【バスケットボール女子、長崎南―長崎北】第3クオーター5分、長崎南のフォワード松尾がドライブインからシュートを狙う=長崎南高体育館

 長崎南と長崎北による「南北対抗戦」は6、7日、長崎市の両校で行われ、10競技で練習試合を繰り広げた。保護者や卒業生、チームメートらが応援する前で、思い切りプレーした。
 受験勉強などで引退する3年生に区切りの場を設けようと、両校が話し合って開催を決めた。ソフトテニス、バレーボール、バスケットボール、卓球、サッカー、ラグビー、バドミントン、ハンドボール、テニス、水泳の各部活動同士で対戦。「3密」を避けるために2日間で男女別に時間帯を分けるなど、感染症対策をしながら開催した。
 バスケットボール女子は県高総体と同じ1クオーター10分のフルゲームで、白熱した試合を展開。前半は長崎南が激しいディフェンスから流れをつくり、28-25とリードして折り返した。後半は長崎北が反撃。第4クオーター序盤に逆転して、52-44と差を広げたが、長崎南もここからガード喜浦玲央、山里遥花、フォワード若杉和郁らが得点を重ね、61-54で競り勝った。
 長崎南の主将の松尾朱莉は「県高総体がなくなって目指すところが分からなくなっていた。先生方が南北対抗戦を組んでくれたおかげで、支えてくれた方々や仲間に感謝を示せてよかった」とすがすがしい表情で記念写真に納まっていた。

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