水上村へ誘う商品券、商工会が販売開始 村外居住者向け、3割お得

村外居住者を対象とした30%お得な商品券の販売が始まった水上村商工会の窓口=同村

 水上村商工会は1日、新型コロナウイルス緊急経済対策として、村外居住者を対象とした30%お得な商品券の販売を始めた。6千冊限定で、9月末まで利用できる。

 5月8日発売の村内向け2千冊は4日間で完売。村の人口は2千人余りで消費は限定的なため、村外から誘客を図ることで宿泊施設や商店、飲食店などを支援する。コロナ禍による村外向け主体の商品券は珍しいという。

 商工会は商品券を年2回発行しており、今回は緊急経済対策に伴う村の助成金を活用。割増率は村内外ともに30%とし、1冊5千円で6500円分使える。村内48事業所で利用でき、購入は本人のみで8冊まで。村商工会などで購入できる。

 この日、購入に訪れた多良木町の50代の主婦は「早速、湯山温泉で使いたい」と話した。村商工会TEL0966(44)0073。(坂本明彦)

熊本日日新聞 2020年6月2日掲載

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