吉川晃司主演「探偵・由利麟太郎」に赤楚衛二、水沢林太郎、長田成哉がゲスト出演。テーマソングも決定

吉川晃司主演、志尊淳共演で6月16日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ「探偵・由利麟太郎」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)に、赤楚衛二、水沢林太郎、長田成哉が出演することが分かった。

同作は、昭和を代表するミステリー作家・横溝正史が、金田一耕助よりも前に生み出していた伝説の名探偵・由利麟太郎。その「由利麟太郎」シリーズを現代風に解釈し、初めて連続ドラマ化。京都を舞台に、冷静沈着な白髪の紳士・由利(吉川)が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助(志尊)と共に、数々の奇怪な難事件に挑む。

第1話「花髑髏」に、呪われた一族である日下家の長男・日下瑛一役で長田成哉が登場。イラストレーター・日下瑠璃子(新川優愛)とは、血のつながらない兄妹。養女である妹を女性として愛し、結婚を希望するが、父親である遺伝子研究者・日下瑛造に結婚をひどく反対され、大げんかに。瑛造が何者かに殺害されたため容疑者となる。

長田は「由利役の吉川晃司さんにごあいさつした時は、カッコよすぎて…あんなロングコートの似合う方が日本にいるんだ!と、控室で1人思っていました。第1話からヘビーな内容のゲストで出させていただき光栄です」と喜色満面。

赤楚は、第2話「憑かれた女」(6月23日放送)に出演。演じるのは、祇園のクラブ「マダム・シルク」の常連で、クラブのホステス・吉岡エマ(水上京香)の恋人・五月。えたいの知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされ、寝ても覚めても何かにつかれたように錯乱するエマを心配し、その窮地から救おうとするが、やがて五月もエマも恐ろしい殺人事件に巻き込まれていく。

「以前、父親とよく吉川晃司さんのLIVE映像を拝見させていただいていたので、ご一緒させていただけてとてもうれしかったです」と喜ぶ赤楚は、「吉川さんのストイックさ、立ち居振る舞い、プロフェッショナルさ、すべてがすてきで魅了されました」と初共演に感激している。

第4・第5話「マーダー・バタフライ」(7月7・14日放送)に出演する水沢は、青年・雨宮順平に扮(ふん)する。オペラ界のスター歌手・原さくら(高岡早紀)率いる音楽団を陰で支える裏方という役どころ。さくらの遺体が発見されたことをきっかけに、由利が奇怪な難事件に挑むことになる。

水沢は「吉川さんに実際お会いしてみて、あの存在感にまず『とんでもないな』と思いました。背中がとても大きくて、あんなに大きな背中を見たのは初めてです」と圧倒された様子。

さらに、同ドラマの主題曲が吉川の新曲「Brave Arrow」、エンディング曲が「焚き火」に決定。いずれもドラマのために書き下ろされた新曲で、都会という荒野をさまようカウボーイという役を演じる上でも、吉川が大切にしていた「由利麟太郎」のイメージを意識して制作された。

吉川は「あくまでもドラマに合った曲をという意識で制作に臨みました。映像作品にプラスの要素をもたらす楽曲でなければ、本末転倒ですから。そこに吉川晃司のイメージは必要ない。ドラマを制作されている方がイメージしている理想の曲の延長線上で、できることならばよりパワーアップできるようにと努めました」と語る。

そして、「脚本家の方も含めて制作チームと話している時に出てきたイメージがカントリー&ウエスタンでした。そのイメージに沿って『焚き火』を作り、おおよそ完成してから『焚き火』を展開して広げていって、『Brave Arrow』を作りました。『焚き火』は都会という荒野をさまようカウボーイのイメージです。日が暮れてきて火を焚(た)いて、獲ってきた獲物を火で焼きながら、ウイスキーで体を温めているという。由利麟太郎自身がどこか都会をさまよっているというイメージがあったので、こういう歌になりました」と過程を明かしている。

© 株式会社東京ニュース通信社