「意図したボール投げられた」 横浜DeNA浜口、中軸封じ手応え

【横浜DeNA―巨人】イニングの合間に言葉を交わす浜口(左)と高城のバッテリー

 巨人の中軸を力強く封じた投球に、先発陣を引っ張る浜口の覚悟が見えた。

 ともにランナー一塁の場面だ。初回は丸、四回は岡本を140キロ台の直球で詰まらせて併殺打に仕留めた。約2カ月半ぶりに組んだ高城の好リードもあり、「走者を背負った場面でも意図したボールを投げられた」と手応えを口にする。

 開幕まで10日。本番さながらの投球に加え、自主練習中に握りから見直したというカーブも織り交ぜた。「バッターが嫌だと感じるように」と初球から使うなど、今後を見据えた配球パターンを試した。

 ただ、五回は2死から失点。湯浅にチェンジアップを右前へ運ばれ、やや不運な2点打を許した。浜口は「シーズンのイメー ジを持って開幕を迎えたい」と表情を引き締めた。

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