仙台・館中いじめ自殺訴訟 和解成立を市議会に報告

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 仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月に自殺したのは同級生によるいじめが原因だとして、遺族が市と元男子生徒8人に約5500万円の損害賠償を求めた訴訟を巡り、市は9日、遺族と和解が成立し、和解金200万円を支払った専決処分を市議会に報告した。

 市によると、和解は3月23日に仙台地裁で成立した。市は和解内容に基づき、4月28日までに遺族に200万円を支払った。遺族には既に独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度から約2800万円が支払われている。

 和解内容には、遺族と元男子生徒8人の間で「その手段を問わず、各人の名誉を傷つけ、生活の平穏を害する言動をしない」ことが盛り込まれている。

 市教委の第三者委員会は男子生徒の自殺を巡り、16年3月に当時の教育長に提出した第2次答申で、日常的ないじめが自殺につながったと結論付けた。

 遺族側は同年6月、第三者委が第1次答申でいじめへの関与を認定した同学年の男子生徒11人のうち、関与の度合いが高かったとされる8人と市を提訴した。