厚木市飯山の飯山あやめの里でハナショウブが見頃を迎えている。やや生育が遅れていたが、このところの気温上昇で一気に花を咲かせ始めた。
地元のボランティア団体「あつぎ飯山あやめ会」(森久保純生会長)が25年ほど前から、約5千平方メートルの休耕田を借り受け約3千株を育てている。例年、6月第2日曜日に「あつぎ飯山あやめ祭り」を開催するが、今年は新型コロナウイルス禍で中止になった。
同会は祭りを開催するはずだった7日、草取り作業を行うとともに、見物客らにアヤメの切り花を10本500円で販売した。散歩で訪れた近隣住民やサイクリング途中に立ち寄った夫婦らが、紫や黄色のハナショウブの花に見入っていた。同会によると、今週いっぱいは花が楽しめそうという。