元NBAスター選手コービー・ブライアント氏の追悼、米各地で バスケットボール界を代表するNBAスーパースター選手だったコービー・ブライアント氏が26日(日本時間27日)、乗っていたヘリコプターが墜落し、41歳という若さで亡くなったことを受けて、米各地で追悼集会が開かれている。

娘のチームの指導へ向かう途中に

元NBAのスーパースター選手、コービー・ブライアント氏(41歳)が乗っていたプライベート・ヘリコプターの墜落事故で死亡したことを受け、バスケットボール界のレジェンドの死を悼む人たちによる追悼集会が開催されている。

ブライアント氏は、ロサンゼルス・レイカーズに所属し、20年間に渡ってNBAを代表するトップスター選手として活躍。マイケル・ジョーダンに次ぐ歴代最高選手とも言われ、惜しまれながら2016年に引退、その後はマンバ・スポーツ・アカデミーの運営などをしていた。墜落事故にあった日も娘のジアナさん(13歳)と共にニューポート・ビーチの自宅から、ロサンゼルス近郊にある同アカデミーに向かっていた。ヘリコプターにはブライアント氏とジアナさんの他に、ジアナさんのチームメートなど7人が乗っていたが、全員の死亡が確認された。

グラミー授賞式でもコービーを追悼

ヘリコプターが墜落したロサンゼルス・カラバサスの丘や、ロサンゼルス・レイカーズの本拠地ステイプルズ・センター、マンバ・スポーツ・アカデミーなどに大勢のファンが集まり、ブライアント氏と娘さんに追悼の意を表している。

また、事故当日の夜に開催されたグラミー賞の授賞式の会場がステイプルズ・センターだったことも重なり、多くのセレブたちがブライアント氏の訃報にそれぞれ哀悼の意を表した。最優秀ポップ歌謡賞やR&B部門の2賞を受賞したリゾは、「今夜はコービーのための式典。私は泣いています」と話してから歌い始め、司会のアリシア・キーズは授賞式のオープニングで「ブライアント氏の家族に思いを馳せてほしい」と話したほか、リル・ナズ・Xや、DJキャレド、ランDMCなど多くのセレブたちが悲しみを表明した。

今年のグラミー賞では、18歳のビリー・アイリッシュが主要4部門を含む5冠を達成した。

2020年1月28日

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