初夏の白 色づき始めたヤマボウシ 雲仙岳一帯でそろそろ見ごろ

雲仙温泉街で白く色づいたヤマボウシ=雲仙市小浜町雲仙

 雲仙市の雲仙温泉街や雲仙岳一帯で、ヤマボウシが白く色づき始めた。まだ木によってばらつきがあるが、今月中旬ごろに本格的な見ごろを迎える。
 ヤマボウシはミズキ科の樹木で、同市の木に選定されている。白い花のように見えるのは、球状に集まった小さな花を包む4枚の総苞(そうほう)片という部分。
 国立公園雲仙地区の初夏の風物詩で、山岳部に自生するほか、温泉街では街路樹として植えられている。雲仙お山の情報館によると、今月中旬ごろから池の原、妙見岳、国見岳、九千部岳などで見ごろを迎える見込みという。

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