アリババクラウド、技術者5000人を世界で採用、デジタル化スピードの加速で

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アリババクラウドは6月9日、21年3月31日をめどに、ネットワーク、データベース、サーバー、チップ、人工知能(AI)などの分野の技術者を、世界で新たに5000人規模の採用を目指すことを発表した。

今回の雇用創出に向けた取り組みは、アリババクラウドが、次世代データセンターの設置を目的として今後3年間で2000億元(約3兆円)をクラウド事業に追加投資を計画した4月の発表に続くものとなる。

アリババクラウド・インテリジェンスのトップであるジェフ・チャン氏は、「中国企業のデジタル化はこれまで3-5年かかると考えられていたが、この1年でさらにその流れが加速すると予測している。当社は、信頼性の高いクラウド技術やサービスを構築するだけでなく、最先端のクラウド技術やデータインテリジェンス技術の開発をリードする世界的なIT人材にも投資を行っている。世界中で、あらゆる分野で顧客からのデジタル化へのニーズが急速に高まっていることを踏まえ、この取り組みを通じて当社は引き続き世界トップクラスのクラウドサービスの提供に努めていく」と述べている。

アリババは長年、人材開発と最先端の研究に取り組んできた。17年にはアリババDAMOアカデミー(中国語:達摩院)を設立して世界中の人材を採用し、マシン・インテリジェンス、ビジョン・コンピューティング、自然言語処理、ヒューマン・マシン・インタラクション、IoT、フィンテックなどの分野での基礎的な技術研究に取り組んでいる。

音声AI、画像検索、CT画像分析など、アリババDAMOアカデミーの先進的な技術は、過去数年にわたって世界中のアリババクラウドの顧客に活用されている。アリババクラウドでは、パブリッククラウドサービスの第1位にランクしているAPAC地域を中心としたクライアント企業のデジタル化の急速な需要に対応するために、より高度な技術の開発を進めていく方針。