デッカ・レコードとブルーノートがタッグを組んだアルバム『ブルーノート・リイマジンド』が、9月25日にリリースされることが決定した。あわせて、ジョルジャ・スミスによる先行シングル「ローズ・ルージュ」が本日6月10日より配信スタートした。
『ブルーノート・リイマジンド』は、ブルーノートの歴史を代表する楽曲をUK現代ジャズ・シーンで活躍するミュージシャンらが新たにカヴァーする作品だ。
同アルバムには、シャバカ・ハッチングス、エズラ・コレクティヴ、ヌバイア・ガルシア、ミスター・ジュークス、スチーム・ダウン、スキニー・ペレンベ、エマ=ジーン・サックレイ、ポピー・アジュダ、ジョーダン・ラカイ、フィア、イシュマエル・アンサンブル、ブルー・ラブ・ビーツ、メルト・ユアセルフ・ダウン、ヤスミン・レイシー、アルファ・ミスト、そしてブリット・アワードを受賞しグラミー賞にもノミネートされたジョルジャ・スミスなど、ジャズ、ソウル、R&Bのシーンで世界的に活躍するアーティストらが参加。
「ローズ・ルージュ」は、サンジェルマンが2000年に発表したアルバム『ツーリスト』に収録されている楽曲で、今回のジョルジャ・スミスのヴァージョンはソウル、ジャズ、そしてレゲエの流れを汲んでおり、ブルーノート・レーベルの美学を見事に体現しているトラックとなっている。
今回のアルバムについて、ジョルジャ・スミスらが以下のようなコメントを寄せいている。
ジョルジャ・スミス
今回のブルーノートのアルバムにエズラ・コレクティヴや他の素晴らしいミュージシャンと参加し、サンジェルマンの「ローズ・ルージュ」を新たにレコーディング出来たのはとても光栄なことよ
エズラ・コレクティヴ
このプロジェクトは僕たちにとってとても大きな意味がある。ブルーノートにはジャズの全てが詰まっているんだ。ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターからロバート・グラスパーやホセ・ジェイムズまで、時代に適応しながらもブルーノートは常にスウィングしてきた。何十年にもわたってインスピレーションの源だし、今回このアルバムに携われるなんて夢のようだよ。今回僕たちが録音した「フットプリンツ」は10代の頃覚えて、それからずっと演奏している曲だ。僕たちのヒーローであるウェイン・ショーターに敬意を表し、バンドとしての足跡を記録するのには完璧な選曲だと思ったよ
ドン・ウォズ (ブルーノート・レコード社長)
ブルーノートの音楽には、アーティストが常にコンテンポラリーな音楽を推し進めてきたという81年の歴史が詰まっています。『ブルーノート・リイマジンド』では、UKジャズ最高峰の若いアーティストのレンズを通してレーベルの伝説を見ることにより、その伝統が受け継がれていると言えるでしょう
レイチェル・ホルムバーグ (デッカ・レコード)
『ブルーノート・リイマジンド』では、この伝説的なジャズ・レーベルの名曲が、今日の才能溢れるアーティストたちの手により讃えられています。参加アーティストの多くはブルーノートのカタログを聴きながら育ち、音楽を生業とすることをインスパイアしてきました。例えばエズラ・コレクティヴにとって、ウェイン・ショーターの「フットプリンツ」は彼らが最初に覚えて演奏した曲であり、それらの事実はこのアルバムを皆さんと共有することをより重要なものとしています
なお、本日リリースのジョルジャ・スミスによる「ローズ・ルージュ」に続き、今後もシングルがリリースされていく予定。フルアルバムの全貌は後日発表されるという。