八ツ橋訴訟、「井筒」本舗が敗訴

「聖護院」総本店の創業年表示で

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「創業元禄二年」と書かれた聖護院八ッ橋総本店ののれん=京都市

 京都銘菓八ツ橋の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)が、商品やパンフレットなどに元禄2(1689)年創業をうたうのは事実と異なるとして、ライバル社の老舗「井筒八ッ橋本舗」(同)が表示の差し止めと600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は10日、請求を棄却した。

 久留島群一裁判長は判決理由で、創業年の根拠として、近世箏曲の開祖である八橋検校を由来とする聖護院の説は「全てにわたり誤りであるという確実な証拠はない」と指摘。消費者にとっては「江戸時代に創業したとの認識をもたらす程度」とし、表示が商品選択を左右するとまではいえないと結論付けた。