新幹線の車いす席拡大へ、国交省

有識者検討会が基準作り着手

©一般社団法人共同通信社

車いすスペースの現状を確認するため東海道新幹線に試乗した際、通路にはみ出した木村英子参院議員の車いす=2019年12月

 国土交通省の有識者検討会は10日、新幹線の車いす用スペース拡大に向けた検討を始めた。現状では車いすが通路にはみ出すなどの問題があり、快適に乗車できる新たなバリアフリー基準を本年度中に作る。

 新たな基準は(1)車窓に面している(2)乗客、車内販売ワゴンの通行の妨げにならない(3)大型の車いすでも利用できる―ことを要件に、必要なスペースの広さなどを具体化させる。

 新幹線内で車いすから一般座席に移る人がいたり、同伴者がいたりする場合もあるため、車いすスペースの近くに確保する専用座席の数なども検討する。

 検討会は専門家のほか、障害者団体、鉄道事業者などで構成。