《新型コロナ対策》中国・重慶から医療用資機材 水戸市へマスク支援の返礼

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重慶市から送られた医療用資機材が入った段ボール箱を倉庫に運び入れる高橋靖市長(中央)ら=水戸市役所

新型コロナウイルスの感染が中国で拡大していた1月に水戸市が友好交流都市の重慶市にマスクを送ったお返しとして、同市から水戸市に体温計や防護服などの医療用資機材が届いた。段ボール箱61個分になり、同市役所で10日、搬入作業が行われた。高橋靖市長は「助け合えたことで友好が深まり、絆の証しになった」と喜んだ。

届けられたのは、赤外線体温計330個と防護服千着、高性能医療用マスク5千枚。箱には「単なるお返しではなく、長いお付き合いをしたい」という意味の漢詩が書かれていた。搬入作業は同日午後、高橋市長の立ち会いの下、行われた。職員数人が列になってワゴン車から降ろした箱を倉庫に運び入れた。

資機材は水戸市が1月28日に備蓄していた医療用マスク5万枚を重慶市に送ったことに対する返礼。当時、中国で感染が拡大する中、いち早く支援に動いた水戸市の対応が現地で話題になった。水戸市でも感染が確認されるようになってから、重慶市から「何か恩返しできないか」との要望があった。日本で手に入りにくい医療用資機材を求めたところ、快諾。9日に市国際交流協会に届いた。

両市は2000年6月に友好交流都市になった。ことし10月には重慶市で20周年記念式典が開かれるはずだった。高橋市長は「行ける状況になれば現地に行って、友好を確認したい。市民にも20年の絆を何らかの形でアピールできれば」と話した。