横浜港に強毒「ヒアリ」300匹 行列、土中の出入り確認

横浜港で発見されたヒアリ(2019年9月、横浜市提供)

 横浜市は11日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が、横浜港の本牧ふ頭と南本牧ふ頭(同市中区)で計約300匹見つかった、と発表した。本牧ふ頭では行列や土中への出入りも確認されており、市は注意を呼び掛けている。

 小田原市内の事業所が4日、本牧ふ頭から運ばれてきたコンテナ内にアリがいると横浜市に通報。環境省がヒアリと断定し、市が南本牧ふ頭で殺虫処分した。

 市が4日から8日にかけ、コンテナが陸揚げされた本牧ふ頭に粘着わなを仕掛けてヒアリを捕獲。10日には複数匹が列をなしているのも同ふ頭で見つかったという。

 コンテナは5月31日、中国から横浜に入港した船に積まれていた。

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