【マレーシア】三井不動産、マレーシアで賃貸住宅に初参入[建設]

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マレーシアの賃貸住宅の外観(三井不動産提供)

三井不動産は10日、現地法人マレーシア三井不動産(MFAM)を通じてマレーシアで賃貸住宅事業に初参入すると発表した。共同事業者のBBCCデベロップメント(BBCCD)と2日に共同事業契約を締結した。BBCCDの発表によると、事業総額は2億4,200万リンギ(約61億円)。

開発するのは、三井不動産グループ初となる直営型サービス付き賃貸住宅で、日本人をはじめとする外国人駐在員をターゲットにする。地上45階建てで総戸数269戸。敷地面積2,064平方メートル、延床面積2万6,211平方メートル。今年12月に着工し、2023年9月竣工、24年1月に開業する予定だ。

同賃貸住宅は首都クアラルンプール(KL)中心部の大規模複合開発「ブキビンタン・シティー・センター(BBCC)プロジェクト」内に位置し、隣接地には、三井不動産グループが開発・運営する商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール(仮称)」が21年に開業することから、「相乗効果を図れる」(同広報担当者)。「ららぽーと」と連携したデリバリーサービスや提携割引の導入も検討中という。

MFAMはBBCCDと合弁会社MFBBCCを設立し、賃貸住宅の保有や運営を行う。三井不動産の広報担当者は「KLでは集合住宅などあるが、サービス付き賃貸住宅の選択肢が少ない」と説明。「日本型サービスを売りに、駐在員需要を取り込みたい」と話した。

三井不動産はマレーシアで、アウトレットモール「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」のほか、KLのヤップクァンセン通りでコンドミニアム「ザ・ミューズ」(全256戸)、KL中心部のコンレー通り沿いにある5,812平方メートルの用地に高層住宅(全298戸)、KLのダマンサラハイツ地区に高級分譲住宅などを開発した実績がある。