新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染から医療従事者を守る「感染防止ボックス」2台が、伊勢原協同病院(伊勢原市田中)の敷地内に設置された。発熱などの症状がある人が来院した場合、医師や看護師がボックス内に入り、問診や検温に当たる。
ボックスは一般社団法人「T.M.S」(厚木市)が寄贈。申し出を受けた伊勢原市が同病院への設置を仲介した。高さ2.3メートル、横幅1.8メートル、奥行き0.9メートルで、空調も完備。正面には外気の入り込みを防ぐ機能の付いた小窓が設けられ、そこから両手を外に出して患者の処置に当たる。
6日に行われた寄贈式では、T.M.Sの秋山文生代表に感謝状が贈呈された。髙山松太郎市長は「暑さが厳しくなる中、空調が備わったボックスの寄贈はありがたい」と述べた。