福岡管区気象台は11日、本県を含む九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より6日遅く、昨年より15日早い。県内は向こう1週間、ぐずついた天気が続くとみられ、長崎地方気象台は土砂災害や河川の氾濫などに注意を呼び掛けている。
同日は暖かい空気が流れ込んだ影響で前線の活動が活発化。午後6時までの1時間最大降水量は▽長崎37.5ミリ▽雲仙岳37.0ミリ▽島原36.5ミリ▽大瀬戸34.5ミリなどと、県南部を中心に激しい雨を観測した。
長崎市西山2丁目では斜面地から直径40センチほどとみられる石が住宅敷地内に落下。けが人はいなかった。住宅に住む男性(68)は「約50年住んでいるがこんなことは初めて」と語った。
交通機関にも影響し、空の便ではオリエンタルエアブリッジ(ORC)が長崎-壱岐の計4便を欠航。海の便では九州商船が長崎と五島を結ぶジェットフォイル計4便を欠航するなどした。
長崎県など梅雨入り 九州北部地方 県南部中心に激しい雨
- Published
- 2020/06/12 09:30 (JST)
- Updated
- 2020/08/04 10:12 (JST)
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