たいまつ行列中止 カトリック長崎大司教区 8月9日夜

 カトリック長崎大司教区が例年、「長崎原爆の日」の8月9日夜に営む追悼行事で、信徒らが「被爆マリア像」とともに長崎市内の爆心地周辺を歩く「たいまつ行列」について、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止することが11日、関係者への取材で分かった。
 「たいまつ行列」は例年千人以上が参加。原爆犠牲者を追悼し、浦上天主堂から平和公園まで歩く。関係者によると「縮小の形での開催も考えたが、中止が妥当」との結論に至ったという。原爆投下時刻の午前11時2分に合わせた平和祈願ミサは実施する。浦上小教区は被爆75年の記念行事を検討中。

© 株式会社長崎新聞社