申請せず死亡の単身世帯主も10万円給付対象に 大村市が独自で

 長崎県大村市は11日、国民1人に10万円を配る「特別定額給付金」について、基準日である4月27日以降、申請せずに亡くなった単身世帯の世帯主も、市独自に給付対象にすると発表した。
 国の制度では、単身世帯の世帯主が給付金の申請をせずに亡くなった場合、給付の対象とならない。市によると、5月15日に市が申請書を発送するまで申請することができなかった状況などを考慮し、対象の拡大を決めたという。
 支給額は通常と同じ10万円で、亡くなった世帯主の相続人に給付。最大120世帯を想定している。市は今後、対象となる人を調べて独自の申請書を相続人に送付するという。

 


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