遭難男性救助に協力 渡邉さんに感謝状 大村署

遭難者の救助に協力し感謝状を受けた渡邉さん=大村署

 大村署は11日、佐賀県との県境にある経ケ岳で遭難した県内の30代男性の救助に協力したとして、県山岳・スポーツクライミング連盟の遭難対策委員長、渡邉利博さん(74)に感謝状を贈った。
 同署と渡邉さんによると、男性は5月24日午後5時40分ごろ、遭難したと110番し、同署は消防や山岳会などでつくる市多良山系レスキューネットワーク協議会を通じて渡邉さんに同行を依頼した。
 渡邉さんは同日午後8時前に署員らと救助に出発。「夜間ということもあり、二次遭難を起こさないよう木に巻かれた道しるべを確認しながら進んでいった」という。男性は約2時間後に発見され無事だった。
 小松浩幸署長から感謝状を受けた渡邉さんは「これから登山シーズンになるが、山の情報や自分の体力、装備などを考慮し、昼からの出発は控えるなど安全に登山を楽しんでほしい」と話した。

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