川崎市ふれあい館に脅迫文 容疑で市の元職員を再逮捕

 川崎市ふれあい館や現役の市の男性職員宛てに在日韓国人らへの虐殺などを予告する脅迫文を送り、業務を妨害したとして、県警捜査1課と川崎臨港署などは12日、威力業務妨害の疑いで、同市川崎区大島1丁目、元市職員で無職の容疑者(69)を再逮捕した。調べに対し、同容疑者は宛先の現役職員について「トラブルがあった。陥れようとした」と供述しているという。

 再逮捕容疑は、同館宛てに「在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう」などと記載した年賀はがきを送り、さらに現役の男性職員宛てに「ふれあい館を爆破する」などと記載したはがきを送って、それぞれ1月4日と27日に同館職員に閲覧させて業務を妨害した、としている。

 同課によると、同容疑者は同館宛てについて容疑を認め、現役職員宛てについては「覚えていない」と否認しているという。2つの脅迫文には、差出人として同僚だった元市職員の男性の名前が記載されていた。同容疑者と元職員との間にトラブルがあったかどうかは分かっていないという。

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