新庄氏がラジオ番組で激白 現役復帰したら絶対やりたい公約ベスト3とは?

阪神や日本ハム、メッツなどで活躍した新庄剛志氏【写真:Getty Images】

ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」、人気ラジオ番組に電話出演し“新庄節”全開

阪神や日本ハム、メジャーリーグ・メッツなどでプレーした新庄剛志氏が12日、高田文夫がパーソナリティを務めるニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(毎週月~金曜、午前11時30分~午後1時)にゲスト出演した。

14年ぶりに日本球界への復帰に挑戦している新庄氏は現在、住んでいるインドネシアのバリ島から電話出演。普段は練習したり、地元の少年たちと野球をするなどして、過ごしている。

番組では大の阪神ファンとして知られるタレントの松村邦洋氏も出演。過去にバリ島で新庄氏と会った時のことを紹介。子供たちが大声で新庄の名を呼んだら、モトクロスバイクで山から颯爽と新庄が登場してきたという。

「僕は小さい頃の夢が仮面ライダーでしたから。こっち(バリ島)で13年を過ごして、一切、体を動かしていなかったんです。インスタやYouTubeを始めて、野球を教えていく中で、体を動かしながらやっていたら『体、動くんじゃねぇ?』と思うようになりました」

そんな日常をSNSで紹介していたら、フォロワーから「ユニホーム姿を見たい」という声が届き、「ある日、起きて2秒後に『オレ、プロ野球選手になろう』という発想になったという。

「野球をやりたいというか、今、夢を持っていても、挑戦しない人たちが多いじゃないですか。それが、すごいさみしくて。48歳からでもプロ野球選手を目指す。それをみんなに見せたいというのが一番ですね」

練習をしながら、自分から動画を送ったりして、アピールをしている。それも今、楽しみになっているという。オファーもらえるかはわからないが、今秋にプロ野球の合同トライアウトを受けるつもりでいる。

番組恒例企画のなんでもベスト3、新庄氏が挙げた復帰後やりたいことは?

番組内では企画として現役復帰したら実現した公約ベスト3を紹介。第3位は試合後の会見で泣くこと。第2位は「捕殺」だった。新庄氏といえば現役時代、その強肩で外野から本塁へダイレクト送球で走者を刺したシーンがファンの脳裏に焼き付いている。

「プロ野球復帰(の可能性は自分で)は1%ないと思う。それでなって、活躍して、会見の場で涙したいですね。捕殺は本当にやりたいです。でも、13年(プロ野球をやっていなくて)5か月練習したら、(遠投)95メートル投げられるようになりましたし、今でもバク宙ができます」と驚くべき、身体能力も明かした。

そして1位はヒーローインタビュー。お立ち台に立って言いたいセリフがあるという。

「捕殺して、チームが勝って、ヒーローインタビューの場で3人の名前を言いたいんです。お父さんと野村監督と、渡辺省三さんです」

自身の父や、阪神時代「お前はかっこつけていい」と性格を見抜き育ててきれた恩師・野村克也氏、そして、福岡・西日本短大付属高時代に、獲得を球団に進言してくれた当時の阪神・九州担当のスカウトだった渡辺氏の名を挙げた。

「渡辺さんが獲ってくれなかったら、今の自分はないですから。そのお三方の名前を出したいですね」

番組内は終始、“新庄節”全開で、スタジオやリスナーに驚きと爆笑を届けたが、心の底にある熱い思いは本物だ。最後にファンへメッセージとして「応援はしないでください。僕の動きを楽しんでください」と締めくくった。恩人への感謝、挑戦する心、そして野球への情熱を持って、夢の実現に向けて、トレーニングを積んでいく。(Full-Count編集部)

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