ユスフ(キャット・スティーヴンス)、発売50周年記念AL収録曲「子供達の園はどこへ?」MV公開

ユスフ(キャット・スティーヴンス)が、9月18日発売の新アルバム『父と子2』の収録曲、「子供達の園はどこへ?」のミュージック・ビデオ(MV)を公開した。

『父と子2』は、『父と子』発売50周年を記念して、現代的解釈で新たにレコーディングした作品。レコーディングは2019年夏、南仏プロヴァンスのラ・ファブリーク・スタジオで行われた。オリジナル録音時も制作に関わったポール・サミュエル=スミス(プロデューサー)とアラン・デイヴィス(G)、ユスフの現在のライヴでのバンド・メンバーであるブルース・リンチ(B)、エリック・アパピュレー(G)、クワメ・イエボア(Perc, Key)、そしてジム・クレイガン(G)、ピーター・ヴェテッシ(Key)などが参加。

MVは、レディオヘッド「Burn The Witch」のミュージックビデオも手掛けたクリス・ホープウェルがディレクターを務め、メッセージ性の強い、寓話仕立てのアニメーション・ビデオとなっている。

英ロンドン生まれのユスフは、都会育ちであるが故に子供の頃は遊べる場所への憧れがあり、それが「子供達の園はどこへ?」の由来になっているという。ユスフは「今、世界で起きていること、そしてこの50年前の曲のメッセージを鑑みると、世界は未だ大人になれていないようだ」と話す。

また、ユスフは自身が立ち上げた「ピース・トレイン」プロジェクトで、貧しいコミュニティへの食料援助、自己持続可能な取り組み、児童公園の建設などに取り組んでいる。

ビデオについてのクリス・ホープウェル コメント

環境への力強いメッセージを持つ曲なので、それをビデオにも反映させたいと思ったんだ。使用した小道具や背景は、可能な限り再生物資で作り、環境への負担を最小限に止めている。サウス・ウェールズの海岸のクリーン活動で回収したプラスチックごみで作ったのが、ビデオの中に登場する海だ。海のシーンで皆さんが目にする海は、海岸に打ち上げられたプラスチックごみから作られているんだ

セットはすべて、そして小道具もほぼすべて、recycled(リサイクル、再利用)、repurposed(リパーパス、同じものを違う目的に使い直す)、up-cycled(アップサイクル、違う、より良いものに作り直す)されている。ビデオに映るものの90パーセントが再生物資を使用。セットの下の壇ですら、リサイクルされた足場板で製作しており、セットを塗るのに使用したペイントは、地元のリサイクル・ショップで調達。撮影終了後、使用したものはすべて再び、リパーパスされるか、リサイクルに回した。その分、普段よりは時間がかかったが、とても楽しい作業だったよ

■商品情報

ユスフ(キャット・スティーヴンス)『父と子2』

2020年9月18日発売

CD、LP、デジタル配信

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※日本盤リリース情報は決定次第公式ウェブサイト掲載予定

「子供達の園はどこへ?(Where Do The Children Play?)」

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