NASCAR:マーティンズビル初のナイトレースでトヨタのトゥルーエクスJr.が2020年初優勝

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 2020年のNASCARカップシリーズは6月10日、バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでシーズン11戦目となる“ブルー・エミュ・マキシマム・ペイン・リリーフ500”が行われ、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が2020年シーズン初優勝を飾った。

 5月半ばのシリーズ再開から7戦目となるマーティンズビル戦は1周0.526マイル(約0.847キロメートル)オーバルのマーティンズビル・スピードウェイが舞台。決勝レースは263マイル(約423.5キロメートル)、3ステージ合計500周で争われた。

 また今大会は現地19時に決勝スタートを迎えるナイトレースとして開催された。マーティンズビルには2017年にナイトレース用設備が導入されたが、同地でNASCARカップ公式戦としてナイトレースが行われたのは、これが初めてだ。

バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイ

 130周目までのステージ1は、ジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)が支配。130周中、104周に渡ってラップリーダーを務める快走でトップチェッカーを受けた。

 また、トゥルーエクスJr.はこのステージ1でトヨタ勢最高位の4位フィニッシュしたが、141周目、コミットメントラインを越えてピットへ向かったとしてペナルティが与えられ、集団最後尾からのステージ2スタートを余儀なくされている。

 そのステージ2は260周目までで争われ、142周目に再開。ここでは3番手スタートから追い上げたジミー・ジョンソン(シボレー・カマロ)が202周目のターン1でトップのロガーノをイン側から抜くと、そのままチェッカー。ステージ2を制した。

 最終ステージ3は272周目にジョンソンを先頭に再開されると、ステージ2で15位だったトゥルーエクスJr.が着実に順位を回復し、370周目にとうとうラップリーダーまで上り詰める。

 その後はトゥルーエクスJr.を先頭にレースは進行すると、397周目のターン2でクイン・ハフ(シボレー・カマロ)がウォールにヒットしたことで今大会7度目のイエローコーションが導入される。

 すると、このイエローコーション中、オースティン・ディロン(シボレー・カマロ)が突如ピットイン。ドライバーがクルーにより救出される一幕があった。

 これはレース序盤にディロンが操るカマロのクラッシュパネルが破損した影響で、コクピット内に熱と煙が充満していたことによるもの。コクピットから引きずり出されたディロンは医療スタッフによる手当を受け、大事には至らなかった。

 レースは403周目に再開されると、トップのトゥルーエクスJr.は着実にリードを広げてトップチェッカー。ステージ1後に受けたペナルティを跳ね除け、2020年シーズン初勝利、キャリア通算51勝目を飾った。

 トゥルーエクスJr.に続く2位はライアン・ブレイニー、3位はブラッド・ケセロウスキーとフォード・マスタング勢が続いた。

“ブルー・エミュ・マキシマム・ペイン・リリーフ500”を制したマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)
“ブルー・エミュ・マキシマム・ペイン・リリーフ500”を制したマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)

 2020年のNASCARカップシリーズ、次戦は6月14日にフロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。