ネット開催の全国総文祭 動画提出準備 長崎県高文連が半額補助

 長崎県高校文化連盟(林田誠一会長)は12日、大村市東本町のミライon図書館で支部・専門部委員長会を開催。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためインターネット開催となる今年の全国高校総合文化祭(23部門)について、動画の提出が求められている部門には県高文連が準備費用を半額補助することを明らかにした。
 演劇や合唱、吹奏楽などの部門は、上演や演奏を記録した動画の事前提出が必要。収録会場の利用や収録業務の委託、楽器などの運搬に費用がかかるため、補助を決めた。県高文連事務局は「できる限り生徒たちをサポートしたい」としている。
 全国高総文祭は今夏、高知県での開催が予定されていたが、コロナ禍で、生徒を集めずインターネットでの実施が決定。「WEB SOUBUN」と銘打ち、演奏の動画や作品の画像などを7月末から10月末まで公式サイトで公開する。写真、新聞、放送の各部門は審査、表彰もある。囲碁、将棋、百人一首かるたの各部門は競技せず、ネット上で交流イベントなどを予定。
 「WEB SOUBUN」は実施要項がまだ明らかになっていない部門があるが、エントリーの締め切りは今月末。本県からは当初18部門約320人が参加予定だったが、参加の可否を決めかねている部門もある。

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