北米独立リーグは現地7月3日開幕へ 観客は25~33%程度に制限

AP通信によると、メジャーリーグとマイナーリーグが完全にシャットダウンされている一方で、北米の独立リーグは観客の収容人数に制限をかけたうえで現地時間7月3日(日本時間7月4日)にシーズンを開幕する方針を固めたようだ。

北米の独立リーグの1つであるアメリカン・アソシエーションは、アメリカとカナダの各地に本拠地を置く12球団で構成されているが、このうち6球団で2020年シーズンを開始することを決めた。

ミネソタ州のセントポール・セインツとサウスダコタ州のスーフォールズ・カナリーズはスーフォールズ・スタジアム、カナダ・マニトバ州のウィニペグ・ゴールドアイズとノースダコタ州のファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスはニューマン・アウトドア・フィールド、イリノイ州のシカゴ・ドッグスとウィスコンシン州のミルウォーキー・ミルクメンはボールパーク・コモンズでホームゲームを開催する。残りの6球団は2020年シーズンは営業しないという。

ホームチームとして試合を開催する球団は、球場のキャパシティのおよそ25~33%にあたるチケットを販売することが可能となっており、現地時間9月10日まで60試合制でシーズンが行われる。6球団のうち上位2球団が優勝決定シリーズに進出し、3勝先取の最大5試合制で優勝チームを決定する。

試合は原則として前述の3つの球場で行われるが、政府の規制緩和が進めば、それぞれの球団の本拠地球場で試合を開催できる可能性もある。シーズン開幕に向けたトレーニングは現地時間6月25日に開始され、およそ1週間のトレーニング期間を経て、いよいよアメリカに「ベースボール」が戻ってくる。

シーズンに参加しない6球団に所属する選手については、ドラフトのプロセスを経て、シーズンに参加する6球団に分配されることになっている。なお、前述の3つの球場は、各州の規制緩和によって一部の観客を入れることが許可されているため、メイン会場として選択されたようだ。

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