補正予算案など上程 松浦市議会開会

 定例松浦市議会は12日開会。会期を19日までの8日間と決め、総額約9億9070万円の本年度一般会計補正予算案など26議案と報告6件、請願1件の計33件を上程した。
 冒頭、5月8日に亡くなった山口芳正議員(72)の冥福を祈り、黙とう。総額約2億3560万円の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策など専決処分5件を承認した。
 補正予算案の主な事業は、GIGAスクール構想実現に向けて児童生徒や教職員に1人1台タブレット型端末を配置する「小・中学校ICT整備事業」に約1億3200万円、2018~19年の大雨で被災した市道の災害復旧事業に約6億6310万円-など。
 また、市内8団体が提出した国立の水中考古学学術研究施設を元寇(げんこう)の遺物が数多く出土している同市鷹島町に設置するよう国や県などへの働きかけ強化を求める請願を受理し、文教厚生委員会に付託した。
 一般質問は15日。答弁を含めた持ち時間(1人1時間)を30分に短縮し、5人が登壇する。

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