【MLB】球団別プロスペクトTOP10:ニューヨーク・メッツ

1位:ロニー・マウリシオ(SS)
2017年7月に契約金210万ドルで入団。昨年はリーグ平均より3.5歳若い18歳ながら、Aで116試合に出場して打率.268、4本塁打、6盗塁というまずまずの成績を残した。既に引っ張り方向へみせているパワーと190センチ75キロという伸びしろのある体格から、パワーポテンシャルを高く評価されている。SSとして十分な守備力があるが長期的にみれば3B向きか。

2位:フランシスコ・アルバレス(C)
2018年7月に契約金270万ドルで入団。昨年はROK2階級の42試合で打率.312、7本塁打と、17歳の若さながら試合の中でも素晴らしい結果を残してみせた。既に速球と変化球のどちらにも対応できている打撃センスが高評価。がっちりとした体格をしているが、プレートの後ろでは機敏に動く。このまま順調に育てば、攻守で多大な貢献をすることのできる平均以上のレギュラーになれる。

3位:ブレット・ベーティ(3B)
2019年ドラフト1巡目(全体12位)指名。高校では打率.615、19本塁打と桁外れの成績をマーク。プロデビューも51試合で7本塁打、OPS.821と上々だった。素早くパワフルなスイングから全方向に強い打球を放つことができる選手で、パワーポテンシャルを非常に高く評価されている。選球眼、コンタクトにも定評。スピードはないが運動神経に優れ、肩も強いため3Bにフィットする。

4位:マシュー・アラン(RHP)
2019年ドラフト3巡目(全体89位)指名。1巡目相当の選手と評価されており、契約金250万ドルはスロットバリューの約4倍だった。プロデビューで最速97マイルを記録したファストボールと、回転量が多く大きく落ちるカーブのコンビネーションは既にハイレベル。チェンジアップもソリッド。力みのない投球フォームの再現性は高く、エースになるために必要な要素が揃っている。

5位:アンドレス・ギメネス(SS)
2015年7月に契約金120万ドルで入団。2018年は19歳の若さながら打率.281、6本塁打の好成績を残して2Aまで昇格。昨年は同じ2Aでスタートし、前半戦に躓くも最後の56試合は打率.276、6本塁打と持ち直した。足も速く、直近2年合計で66盗塁を決めている。守備の評価は打撃以上で、全方向に広い守備範囲を誇り、柔らかいグラブ捌きと強肩で多くのアウトを稼ぐ。

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6位:マーク・ビエントス(3B)
2017年ドラフト2巡目(全体59位)指名。元々は1巡目候補だったがパフォーマンスが安定せず、2巡目オーバースロットでのプロ入りとなった。傑出した打球速度を記録するスラッガー候補で、昨年はAの111試合で12本塁打を放った。そのパワーポテンシャルを生かすためにも、コンタクト能力とアプローチの改善は必須。守備は肩が強く、3Bに残れる可能性がある。

7位:トーマス・ザプーキー(LHP)
2015年ドラフト5巡目(全体149位)指名。プロ入り後はトミー・ジョン手術を始め数々の怪我に悩まされており、昨年の61.2投球回がプロ入り後最多の数字。90マイル前半の回転量の多いファストボール、両打者から空振りを奪えるカーブの評価は高く、要改善だがチェンジアップもポテンシャルをみせている。将来的な役割は不透明だが、メジャーで貢献できる可能性が高い。

8位:ジョシュ・ウルフ(RHP)
2019年ドラフト2巡目(全体53位)指名。オーバースロットの契約金215万ドルで入団。球速が上昇して評価が上がっていた選手で、プロデビューでも投球回は少ないが好成績を残した。最速97マイルを記録するファストボールと縦に大きく割れるカーブは威力抜群だが、チェンジアップは磨かれる必要がある。ほっそりとした体格をしており、伸びしろは豊富。

9位:ケビン・スミス(LHP)
2018年ドラフト7巡目(全体200位)指名。大学時代は先発とリリーフの両方をこなしていたが、昨年から先発に専念すると、A+と2Aの23試合で防御率3.15、BB/9 3.0、K/9 10.0と好成績を残して評価を上げた。持ち球自体に圧倒的なものはないが、球の出どころの見にくい投球フォームや、長い手足を生かして打者に近い位置から投げ込むことによって打者を抑えている。

10位:デービッド・ピーターソン(LHP)
2017年ドラフト1巡目(全体20位)指名。昨年は2Aで24先発をし、防御率4.19、BB/9 2.9、K/9 9.5をマーク。90マイル前後の良く沈むシンカーと、打者の手元で曲がるスライダーを低目に集めてゴロを打たせて抑える投球スタイル。昨年のゴロ率52.6%はリーグ3位だった。ローテーション4、5番手のイニングイーターが将来像。

10位のピーターソンはグラウンドボーラー

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