「ロシアの領土は切り分けられない」北方領土・択捉島に巨大ロシア国旗…改憲の国民投票前"愛国心"醸成か

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「領土の割譲禁止」を盛り込んだロシアの憲法改正案の国民投票が迫る中、巨大なロシアの国旗が北方領土の択捉島(えとろふとう)で6月12日、ロシアの祝日に合わせて広げられました。

6月12日、北方領土の択捉島で、サハリン州のリマレンコ知事と50人以上の地元の子供たちが縦9メートル、横12メートルの巨大なロシア国旗を高台に広げました。

リマレンコ知事は7月1日に国民投票が行われる憲法改正案に「領土の割譲禁止」が盛り込まれていることにも触れ、「この行動で『ロシアの領土は切り分けられない』という意志を強調できた。サハリン州の住民にとって、憲法改正で国境の不可侵性を保障することは非常に重要なことだ。これでクリール諸島(千島列島と北方領土)の所有権問題に終止符が打たれる」と述べました。

この日は1990年に新生ロシアが誕生したことを祝うロシアの祝日で、ロシア全土で祝賀イベントが開かれていました。

あえて択捉島に国旗を掲げることで、国民投票前に愛国心の醸成と国威発揚を図ったものとみられます。