鷹・工藤監督、負傷交代の甲斐は「骨折ではない。大丈夫」 開幕に影響なし

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

2番で起用した栗原が2安打「また1つバリエーション増えた」

ソフトバンクは14日、本拠地で広島と練習試合を戦い、9-3で勝利した。1番に牧原大成内野手、2番に栗原陵矢捕手(一塁でスタメン)を置くオーダーが初回から機能。先発の二保旭投手は序盤こそ制球に苦しんだが5回を3失点にまとめた。

1点を先行された1回裏、1番の牧原、2番の栗原の連打でチャンスを作り、上林誠知と松田宣浩の連続2点打で4点を奪って逆転。4回には広島の度重なる守備のミスに乗じて5点を奪った。先発の二保旭は2回までに四球絡みで3点を失い、5回86球で降板。3番手には第2先発として期待される高橋礼が登場し、2回をパーフェクトに抑えた。

工藤監督は2番に栗原を入れたことについて「バッティングコーチが入れてくれて、初回からいい攻撃ができました。また1つバリエーションが増えたかなと思います」とした。練習試合を通しての猛アピールに「いい経験になったと思うので、シーズンに入ってもこれを忘れずにやってほしいと思います」と期待した。

また初回にいきなりエラーをしながら、その裏の攻撃でしっかりと汚名返上の適時打を放った松田宣浩に「ベンチでも明るくやってくれているし、打点や得点は意識してくれているのかなと思います」と目を細め、二保に関しては「(投手は)悪い時にどう修正するかが大事。それが修正できたのかなと思います。内容的には点を取られましたが、それ以外は内野ゴロに抑えているのでよかったかな」と、3回以降の無失点を評価した。

また甲斐拓也が3回の守備で捕球の際に右手を負傷して、4回から九鬼隆平に交代。工藤監督は甲斐の状態について「親指の付け根のところです。腫れはありますが、骨折とかではないということ。まだ何日かあるので大丈夫だと思います。病院に行く予定もありません」と、大事に至ってないことを明かした。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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