【新型コロナ】8の字に「茅の輪」くぐって〝疫病退散〟 三浦・海南神社

海南神社で茅の輪くぐりを行う参拝者=三浦市三崎

 疫病退散を祈る「茅(ち)の輪」が海南神社(三浦市三崎)で今月からお目見えし、8の字状に左右にくぐる「茅の輪くぐり」を行う参拝者の姿が見られている。30日まで。

 同神社によると、本殿前に設けられた手作りの茅の輪は直径約2メートル。1年の折り返しの時期で、さまざまな疫病が流行することから、穢(けが)れをはらい残り半年を元気に過ごせるよう、古くから行われてきた慣習という。

 今年は新型コロナウイルスを懸念して訪れる参拝者もいるといい、米田郷海宮司(46)は「コロナ禍の影響で心身ともに弱っていると思う。無理のない範囲でお参りし、元気になってもらえたら」と話している。

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