自粛中にリヴァプール移籍が噂された「ありえない6名」

3月半ばから新型コロナウイルスの影響によって長らく中断されてきたイングランド・プレミアリーグ。

その間は試合が行なわれていなかったものの、各メディアは例年通り夏のマーケットでの動きを積極的に伝えていた。

今回は『Planet Football』から「新型コロナウイルスでの自粛期間中にリヴァプール移籍が噂された馬鹿げた6選手」を紹介する。

ルロイ・サネ

クラブ:マンチェスター・シティ

今月初頭、『Bild』のクリスティアン・フォーク氏は「リヴァプールがマンチェスター・シティのドイツ代表FWルロイ・サネの獲得に向けた調査を行った」と報告した。

24歳の選手を直接のライバルに売る…というのはほとんど意味がないことだ。またレポートにおいても「バイエルンとの接触を続けているサネが、シティを裏切るような形でリヴァプールに行くことは考えにくい」と書かれていた。

とは言え、それでも報道される噂は止まらない。いくつかのメディアはまだ信じているようだが…。

キリアン・エムバペ

クラブ:PSG

4月にフランスの『Le10sport』は「ユルゲン・クロップ監督がキリアン・エムバペを獲得することに熱心である」と報じた。また『The SUN』も「リヴァプールが世界記録となる取引をする準備ができている」とも伝えた。

ただ、エムバペの価格はおよそ2億5000万ポンド(およそ342.8億円)であると評価されており、今の状態で獲得できる可能性は極めて低いように見える。リヴァプールというクラブの性格を考えてもまずないだろう。

クロップ監督自身も2019年11月に「PSGからエムバペを獲得できるクラブは見当たらないよ。スポーツ面の観点からいえば、彼を獲得しない理由はほとんどない。お金の問題だ。だからチャンスはない。噂を殺してすまないね!」と言っていた。

カリドゥ・クリバリ

クラブ:ナポリ

エムバペの項と同じように『Le10sport』が伝えたところによれば、PSGがカリドゥ・クリバリへの関心を撤回したあと、リヴァプールが契約に近づいている…という。

レポートによればおよそ8840万ポンド(およそ121.2億円)のオファーを送るというもので、おそらくそれはリヴァプールの夏の予算の大部分を占めるであろうと。

ロヴレンが退団濃厚であるとはいえ、ジョー・ゴメズとジョエル・マティプがいるなかで4人目のセンターバックを獲得しに行くことは考えにくい。

タングイ・エンドンベレ

クラブ:トッテナム

2019年夏にリヨンからトッテナムに加入して以来、ジョゼ・モウリーニョ監督に批判されるなどプレミアリーグの適応に苦しんでいるエンドンベレ。

フランスのメディア『Foot Mercato』は、「ユルゲン・クロップ監督が買取オプション付きのローンでエンドンベレの獲得を検討している」と主張している。

ただ、リヴァプールの中盤の面子を考えれば、ファビーニョにヘンダーソンにワイナルドゥム…と特にエンドンベレに大枚を叩く理由があまりない。ローンならあるかもしれないが、買取はかなり高いはずなので…難しそうだ。

ウスマヌ・デンベレ

クラブ:バルセロナ

2017年、ネイマールの穴を埋めなければ行けない状況にあったバルセロナは、1億3500万ポンド(およそ185.1億円)ものお金を費やしてデンベレを獲得した。しかし怪我もあって一貫性を保てずにいる。

バルセロナはこの23歳に対する忍耐を使い果たしている…と伝えられており、スペインのメディアが「リヴァプールが8000万ポンド(およそ109.7億円)でデンベレを獲得できる」と報じた。

ただ、この数年の怪我はあまりに多すぎた。数年前の古傷を懸念してナビル・フェキルを拒否したリヴァプールがそれを無視するとは思えない。給与も週20万ポンド(およそ2700万円)と高い。サディオ・マネとモハメド・サラーが抜けないかぎりはないだろう。

ジョシュア・キング

クラブ:ボーンマス

この数週間、RBライプツィヒのティモ・ヴェルナーとの結びつきが噂されてきたリヴァプール。しかし、そのヴェルナーは現在チェルシーに行きそうな状況となっているようだ。

そして『Mirror』は「リヴァプールはジョシュア・キングに関心を持っている4つのクラブの一つだ」と報告し、それにファンは困惑した。なにせ彼は今季20試合で4ゴールしか決めていないからだ。まだディヴォック・オリギの方が獲っている。

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かつてマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属していた彼は、今年1月に愛する古巣からオファーを受けていたとのことだが、あまりにも返事までの時間がなかったために実現しなかったと言われる。そこからすぐにリヴァプールへ行くというのは…ちょっと考えにくい。

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