映画「あの日のオルガン」上映会 島原で21日に

映画「あの日のオルガン」より((c)2018「あの日のオルガン」製作委員会)

 太平洋戦争末期、東京大空襲の戦火から子どもたちの命を救った疎開保育園の実話を描いた映画「あの日のオルガン」(2018年)の上映会が21日午前11時と午後2時、島原市城内1丁目の島原文化会館大ホールで開かれる。上映会は当初3月29日に予定されていたが、コロナウイルス感染拡大による影響で延期となっていた。
 同会館と「映画『あの日のオルガン』を県内に広げる会」(今村洋一代表)が共催。新型コロナウイルス感染予防策として、定員をホール収容人数(1200人)の半分以下となる300人に制限。前後左右の席を空けての着席やマスク着用による観賞などを来場者に求める。
 作品は、敗戦直前の1944年、東京の戸越保育所と愛育隣保館が園児53人を連れて埼玉に集団疎開。食料不足の中、終戦までの約1年間、若い保母らが24時間保育に奮闘する姿を描いている。
 鑑賞料は前売り券一般・シニア・大学生1200円(当日一般・シニア1500円、大学生1300円)、小中高校生は当日券のみで800円。チケットは同会館と長崎市大井手町の県映画センターで発売中。3月29日開催分の前売り券は使用可能。問い合わせは同センター(電095.824.2974)。

© 株式会社長崎新聞社