宣言解除から1カ月  御在所ロープウエイは5割まで回復

新型コロナの緊急事態宣言が三重県で解除されてから14日で1カ月となりました。県内の観光地では観光客が戻りつつあり、感染対策を徹底した上での営業が続いています。

菰野町の御在所ロープウエイは5月12日に営業を再開し、利用者にマスクの着用の徹底や人との間隔を空けることを求めているほか、消毒液の設置、レストランでの座席の間引きなど感染対策をとっています。

14日はあいにくの雨模様で観光客の姿はまばらでしたが、天気の良い週末だと1日で1000人の利用客もあり、平年の5割ほどまで回復したということです。

また、御在所岳の麓にある湯の山温泉でも、各宿泊施設が感染対策をとった上で営業を続けています。

鹿の湯ホテルでは、館内を移動する際のマスク着用の徹底を利用客も含めて呼び掛けているほか、スタッフの客室への出入りの機会を減らすため部屋での食事の提供を休止するなど、利用客に安心感を持ってもらうための対策をとっています。

5月中旬まで休館していた影響もあり、5月の売り上げは例年に比べて約9割減少しましたが、6月に入ると少人数での宿泊客の姿が戻り、先週末には5割ほどの客室が稼働したということです。

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