【全文公開】レディー・ガガ、卒業生に贈ったスピーチ全文を公開

レディー・ガガが6月7日(現地時間)、ヴァーチャル卒業式「Dear Class of 2020」で新型コロナウイルスの影響で2020年度の卒業式に出席することができない卒業生のためにスピーチを行った。そのスピーチ全訳が公開されている。

約7分間に渡るスピーチの中で、レディー・ガガは、今起きている人種差別問題を“森”に例えてこう語った―。

「アメリカにおける人種差別について考える時、私が思い描くのは、広大な森です。その森に生い繁っているのは、背の高い木々。この国の誕生と同じくらい昔からある木々。人種差別主義という種から育った木々。偏見という枝々を伸ばし、抑圧の葉を茂らせた木々。その曲がりくねった根は、土壌深く埋まり、複雑に絡み合い、もつれ合いながら成長し、しっかり張り巡らされているため、私たちがその仕組みをはっきり理解しようとしても、跳ね返されてしまうのです。

この森が、私たちの住んでいる場所です。この森は、私たち自身です。この森は、一つの社会として、私たちが何世紀にもわたって支え続け勢いづかせ続けてきた、道徳と価値体系なのです。(中略)2020年度の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが作り上げる森を見るのを、楽しみにしています。」

ガガは、先日発売されたアルバム『クロマティカ』のプロモーションを一時中断し、自身のSNSなどを通して、『クロマティカ』のメッセージでもある“世界中には様々な人がいて、その人の数だけ、みんな違うのは当然のこと。私たち人間は、思いやりを持って、お互いに優しく接するべきだ”と世の中に、日々発信し続けている。

■リリース情報

レディー・ガガ『クロマティカ』 発売中

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【通常盤】 UICS-1359 / 2,500(税別)/ 歌詞・対訳・解説付 / ボーナス・トラック1曲収録

【デラックス・エディション】 UICS- 9164 / 3,200(税別)/ 初回生産限定スペシャル・パッケージ(ハードカバー・ブックレット)/ 歌詞・対訳・解説付 / ボーナス・トラック4曲収録

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